横浜山手犬猫医療センターの日記

≪横浜山手犬猫医療センター スタッフほのぼのブログ≫

避難に関すること

こんにちは川合です。

このたびの台風被害に際し、心よりお見舞いを申し上げます。
一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
皆さまはご無事でしたでしょうか?

私は東京の江戸川区に住んでおります。
江戸川区は荒川や江戸川など大河川の最下流に位置していて、陸の7割が満ち潮の海面よりも低い「ゼロメートル地帯」になっています。
このため、巨大台風や大雨が降って河川が氾濫したり、高潮が発生したり、排水が間に合わなくなると「区内のほとんどが水没」するとハザードマップに書かれています。
さらに被害は江戸川区にとどまらず、墨田区江東区、足立区、葛飾区を含む江東5区で発生し、250万人が被災すると想定されています。

通常、避難場所はその地域の小中学校になるかと思いますが、
江戸川区の場合、水害が予測される1日前までに区外へ避難してくださいと警告が来てました。間に合わなかった場合は、3階以上の建物に垂直避難するようにという指導でした。
つまり、水害の際に推奨される避難場所は江戸川区には無いようです。

しかし超危険地帯である江戸川区の被害を防いだのは、通称「地下神殿」と呼ばれる首都圏外郭放水路と広い河川敷であり、そのおかげで何とか氾濫は防げました。
かなりギリギリだったようですが。

普段の様子 写真①

今回の様子 写真②


日頃から避難場所を確認しておく事の重要性を再確認した出来事でした。
横浜の皆様は避難場所の確認はされていますか?
さらに人だけではなく、動物達も一緒に避難する必要があります。
避難所は様々な人が避難している為、
動物達は一緒に入れない可能性が高いです。
ではどうしたら良いのでしょうか?
動物達との避難で重要と思われる事は、また次回お話させていただきます。

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写真①

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写真②

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写真③

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写真④




CT導入

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こちらのブログ、久しぶりの更新となります。最近はFacebookページでのご案内となっております。

 

2019年カレンダー写真の募集に、今年も多数のご応募をいただきましてありがとうございます。完成次第、医院にて配布をさせていただきます。もちろんお写真をいただいた方には優先にて配布をさせていただきます。

 

さて、7月より患者さま、地域近隣のみなさまには大変ご不便をおかけいたしました。医院の改装工事が終了し、すでに新しく導入したCT機器をはじめとした機材の運用を開始しております。

本院の改装につきましては、皆様をお待たせする時間を少しでも少なくするよう、診察室を1室増やしております。

医師の在籍状況によりましては時折ご案内が遅れることもあるかとは存じますが、皆様への迅速なご案内と正確な診療を今後も心掛けてまいります。

 

今年は大掛かりな工事と並行して、院長上田がクロアチアでの学会発表で10日ほどお休みをいただいたりと、当院は今後に向けて大きな変化の年となりました。またCT機器等の導入後は、いままで当院をご利用ではなかった方々のご来院を多くいただいております。

皆様におかれましては、急な病気や怪我の診断はもちろんですが、予防医療という観点でもぜひ積極的、早期のご相談、ご来院をお待ちしております。皆様と一緒に、わんちゃん・猫ちゃんの健康を今後も守っていきたいと存じます。

 

マネージャー 山下

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医院改装工事の進捗について

ご来院の皆様にご不便をおかけしております、本院と手術室および手術室棟の改装工事についてご案内させていただきます。

 

現在のところ、順調に工事が進んでおります。予定では10月初旬には完了すると思います。それまでの間、駐車場のスペースと院内出入口につきまして特に皆様にご不便をおかけするかと思います。何卒お許しをいただければと存じます。

 

さてその工事ですが、写真のように進捗しております。4枚目はなぜか副院長ですが、一見したところ駅のようですが、どこで何故に撮影されたかは私には知る由はございません・・・

工事は7月からスタートし、まず診察室が従来2室だったところを3室とし、できるだけ早く皆様に受診いただけるよう改装が終わりました。本院内はこのほか若干の工事が残っております。

 

手術室につきましては、画像診断用のCT機器と外科手術の際の診断補助機器を導入するための工事を実施しています。

CT機器につきましては、従来診断の際に必要となる場合に外部機関へお願いをしていましたが、導入により直接当院で撮影と診断ができるようになります。このため、治療方針等のお話を飼い主さまとお話をさせていただくタイムラグがなくなり、よりスムーズな診断と治療へと進むことができるようになります。

外科手術の際の診断補助機器につきましては、特に整形外科の手術の際により精細な状況把握が期待できます。

 

ご来院される皆様におかれましては、何卒ご理解を賜りたく存じます。いましばし工事によるご不便をおかけしますことをお詫び申し上げます。

 

マネージャー 山下

 

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医院改装と8月休診日のお知らせ

皆様には日頃より多大なご厚情をいただき、誠にありがとうございます。

 

本日7月23日より医院、手術室の順で9月末頃まで改装工事ならびに手術室等の塗装工事が実施されます。

それに伴いまして、誠に勝手ながら8月6日(月)同7日(火)の2日間のみ休診とさせていただきます。

工事期間中の診察はこの2日間以外は通常通りとなります。

 

医院の改装工事につきましては、診察室を現在の2室から3室へ増やす工事となります。8月6日と7日の2日間につきましては、工程上どうしても診察ができず、やむを得ず休診とさせていただきますことをお詫び申し上げます。

入院中、または入院が必要となるわんちゃん、猫ちゃんの対応につきましては、診察時にお話をさせていただきますのでご遠慮なくご相談ください。

 

手術室の改装につきましては、CT機器の導入と建物の保護措置のための工事となります。

 

工事期間中はなにかとご不便をおかけすることもあるかもしれませんが、今後より充実した診療体制を構築していきたいと存じます。なにとぞご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

また安全には十分に配慮するよう施工業者にも依頼をしておりますが、お気づきの点等ございましたらお申し付けください。

 

マネージャー 山下 弘毅

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暴風雨

ただいま当院のある横浜市中区は、雨が激しく吹き荒れています。

気温は高く、事務所はエアコンなしで大丈夫なのですが、この風と雨ではスタッフの帰り道がやや心配です。

皆様もどうか突風による飛翔物へのご注意や、足元の安全確保をお願いいたします。

 

それはそうと、FBページでは本人からご報告させていただいておりますが、当院の荒木医師が北海道にある酪農学園大学獣医学研究科、獣医学専攻博士課程の入学試験に合格いたしました。

荒木医師はプロフィールの通り、日本大学生物化学資源学部獣医学科を卒業しておりますが、更なる探求を欲して受験を決意しました。

荒木医師の4月以降の勤務日に若干影響があるかもしれませんが、当院での診療と並行して研究に当たることとなります。

 

FBページ上では患者様ご家族、近隣の皆様など、多くの方々からお祝いのメッセージを頂戴いたしました。

この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。

 

マネージャー 山下

ペットロス

「ペットロス」という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか?

さきほど院長と話題になったので、少し触れたいと思います。

 

私たちは動物病院ですから、みなさんが普段家族の一員として接しているわんちゃん、猫ちゃんが老衰、病気、怪我などでその命を終えてしまう場面が時折あります。

ご家族が悲しむのと同様、私たちも命を救えなかったことに悲しみを感じ、なにか他に手立てはなかったのか?といつもスタッフを話し合います。

一方で、やはり医療スタッフですから、現状を正確に把握した結果、おおよその余命についてある程度の判断はします(実は人の場合とは異なり、外れることが多いのです)。

このことは、やはりご家族も同様のケースが多く、ある程度覚悟をされてご一緒に来院されることもよくあります。

 

普段私たちは、動物の病気や怪我の診断、治療、余命を把握することだけをしてはいません。オーナーの方がわんちゃん、猫ちゃんの状態をどう把握しておられるか?どう伝えたら問題を一緒に共有できるか?このような視点も検討し、状態の説明と治療方針、選択肢について慎重に話し合います。

 

ペットロスという言葉そのものに、私たちは非常に神経を使います。例えば大切な家族であるペットが亡くなった、その時に人は悲しいはずであり、その人のケアをしなくてはならない、というニュアンスがどうしても入ってしまいかねない言葉だからです。

一定時間一緒に過ごした生き物である以上、それが昆虫でも鑑賞魚でも鳥類でも、一緒に過ごした方の感情に一定の変化が生じるのは通常のことと思います。

ペットロスをケアしなくてはいけない、この考え方が浸透してきた背景には、グリーフ(悲嘆)という人の喪失感情に対する精神医学のアプローチがあります。

人の死で考えると少しわかりやすいかもしれません。曰く、大切な家族が亡くなる、それは等しく誰にでも訪れることです。精神医学では、大切な家族が確かに亡くなったという事実を受け止め、供養という形で再び繋がり、日常生活に戻っていく、これが「概ね」よい状態、というように考えます。医学の世界でもこのことには大変神経を使っており、決して「これが正しい」という考え方は採りません。

例えば人が亡くなって1年が過ぎた、一周忌を迎えるとやはり悲しみがこみあげてくる、そのようなこともあるかもしれません。これを記念日効果といいます。

ただその程度や向き合い方、気持ちの処理の仕方というのは千差万別で、亡くなった人との関係性や価値観、精神状態によって様々なのです。

感情の変化についても広く深く研究が進んでおり、説を唱えた学者によって喪失を味わった方の心身の状態の把握は多岐にわたっています。結果として答えは一つではなく、いわゆる「適切な(マニュアル的な)」対応などない、が根底の考え方となっています。

 

私たちは、大切なペットを亡くされた方についても同じように考えます。一括りには決してできないペットオーナーの皆様のお気持ちについて整理把握して対処する、ということはできないと考えています。

だからこそ、大切なわんちゃん、猫ちゃんの終末医療に携わる場合、できるだけオーナーの皆様のお気持ちの状態を、ご家族と交わす言葉やお顔色、私たちとのやりとりを通じて少しでも理解に「近づこう」と考えています。

 

終末医療の際に、私たちから特別なにかをすることはありません。ただ、もしペットオーナーの皆様が「気持ちがきつい」「終末に立ち会うことが悲しい」「いなくなった後どうしたらいいか?」このようなお気持ち、お悩みがあったら、ぜひ診察の時に我慢せずに私たちに話してみてください。お友達に話してみるのもいいと思います。まず「不安だ」「悲しい」そうした状態だということを発信してみる、ということがとても大切だと思います。

 

と、年明け早々少しシリアスな話題でしたが、よりよいわんちゃん、猫ちゃんとの関係、接し方、そのようなことをご家族皆さんで話し合っていただけたら幸いです。

 

 本年もよろしくお願いいたします。

 

マネージャー 山下

 

年末年始の業務について

年末年始の業務は以下の通りとなります。

体調が悪い、けがをした、などのご相談はまずお電話をお願いします。

 

12月30日(土)まで:通常通り

12月31日(日)~1月3日(水):9:30~17:00まで/緊急の場合のみ診察します

1月4日(木)から :通常通り

 

診療時間中のお問い合わせ:045-228-8711

 

よろしくお願いいたします。

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